栗拾いをしてきました。
畑の小屋のすぐ横に植わっている栗の木です。
鉢植えの栗をそのまま置いていたら、鉢を割って根を下ろした、
鉢割栗です。 舌が縺れそう。
〽雪割桜ー
なんて歌いだしたら、年齢がバレますよ。
栗ご飯にして、美味しくいただきました。
祖母が入院していた間、
こちらも忙しくして、畑へ行くことができませんでした。
その週は雨をよくもらったため、
野菜は枯れずに済んだというので、
まあ良かったといえば良かったのですが、
草も茫々になってしまいました。
こないだ栗と柿を拾いに行ったときに、
叢をかき分けるようにして収穫したために、
蚊の大群に襲われて、祖母は見事にぼこぼこにされたのでした。
それはもう、片腕だけで二十箇所は膨れている有様で、
もうこれには参った、蚊がいるうちは行きたくないと、
あれからずっと言っています。
そうでなくても、退院後に一度行った経過観察で、
「もう病院には来なくても良い、
ただし、あんまりお腹に力を入れる仕事をすると、
手術をしたところが裂けて、でべそになります」
と注意をされましたので、
十月下旬までは、そんなに重労働もできないのです。
そうしたら、親戚が電話を寄越してくれまして、
入院前に祖母が買った胡瓜やら白菜やらの苗を植えてくれる、
植えるところの草抜きはしておく、
と言ってくれたのでした。
草まるけなのとそうでないのとでは、心持ちが違いますから、
畑に復帰したときは、やりやすいでしょう。
ついでに、栗も拾って届けてくださったのでした。
ちなみに、自分とこの栗はからっきしだったらしい。
そんなこんなで、
もう、こないだしから祖母はほうぼうに頭が上がらないようで、
電話口でもぺこぺこやっています。
それには私も含まれているようで、
そんなん気にせんでもいいと言っているのですが、
しばらくはそんな感じで有難がられるような気がしています。
こちらはこちらで、ありがたいことに、
先月二十七日に買った豚肉を一度しか使う機会がなかったほど、
祖父母宅へお呼ばれに行っているので、
やはりもうそんな有難がらなくてもいいよと、その度に言っております。