はるかぜ

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gentooのプロファイル移行…17.1から23.0へ

 お久しぶりです。
ってもんじゃないですね。
いちおう生存確認窓(twitter)は機能していたとは思いますが…
かなり近い親戚がなくなった関係で、
忙しくして書く気も時間もなくなっていた期間があり、
こっちが落ち着いたら落ち着いたで、
新年度で仕事が忙しくなって、というふうなことで、
最近は寝落ちの日々です。

書きたいことは山ほどありますが、
とりあえず新しめの話題から…リハビリを…

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 gentoo linuxに、でかそうな更新が入ってきました。
Profile upgrade to version 23.0 available
というやつです。
まったくgentoo歴の浅い私(今年4年め)にとって、
profileの版数が上がるというのは初めてのことで、
手順を見てびっくり。
全パッケージ再ビルドじゃないですか。 まじすか。

これはたまらんということで、
面倒くさいような便利なような…と放ったらかしにしていた、
バイナリパッケージ受信の設定をして更新をすることにしました。
これも片手間に読んでやったので、
とてもではないけれども、ここで講釈を垂れることはできないと、
そういうわけでありますから、ご勘弁いただけましたら幸いです。
/etc/portage/binrepo.conf/gentoobinhost.conf
に必要な情報を書き込み、
鍵を入手するために、getutoと叩いたのち、
手順通りシステム全体の再導入をやりました。

~ 参考にしないでいただきたい大まかな更新の流れ ~
1.emerge -avuDN @world
2.emerge --depclean
3.eselect profile set * ← 23.0のprofileを選択
4.emerge -a1 sys-devel/binutils
5.emerge -a1 sys-devel/gcc
6.emerge -a1 sys-libs/glibc
7.env-update && source /etc/profile
8.emerge -a1 libtool
9.emerge -ae @world

※ この例では、バイナリパッケージは使っていません
※ 絶対にnewsの手順を読みながらやってくださいね…

 

と。
やはり、バイナリパッケージがあるとないとでは、
ぜんぜん導入の速さが違いますわなー
と思っていたら、
途中でビルドに失敗するパッケージがありました。
xfce-base/garconやx11-terms/xfce4-terminalなど。
build.logを見ると、

libxfce4ui-2.so: undefined reference to `gdk_wayland_display_get_type'


と文句を言っている。
…waylandなんてフラグ、有効にした覚えないんですが。
と思って調べると、
どうもバイナリパッケージのxfce-base/libxfce4ui、
これはUSE="-wayland"したx11-libs/gtk+を通してビルドしないと、
これに依存したパッケージのビルドに失敗するらしい。
おそらくバグ…というか不具合というか、
x11-libs/gtk+

!!! The following binary packages have been ignored due to non matching USE:

=x11-libs/gtk+-3.24.39 colord sysprof wayland
=x11-libs/gtk+-3.24.39 wayland


つまり、「-waylandだからバイナリ使わないよ!」
って言ってくれてビルドしてくれるのですが、
なぜかxfce-base/libxfce4uiは、

[binary R ] xfce-base/libxfce4ui-4.18.6-1::gentoo USE="introspection startup-notification -glade -system-info -vala" 360 KiB


ってな感じで、そのままバイナリパッケージで導入されるようです。
xfce-base/libxfce4uiはバイナリを使用せず、
ビルドさせての導入で、以降のパッケージは問題なく導入できました。

が。
今度は、xfceからPCの再起動ができない。
再起動させると、もう一度lightdmに戻ってきてしまう。
lightdmを無効にしても同じで、
こちらはというと、コンソール画面で止まってしまう。
いつまでも初心者マークを引っ提げるつもりはないのですが、
調べるには調べて、
revdep-rebuild -p -L xfce
とか、
revdep-rebuild -p -L x11
とか、
emerge -av1 --with-bdeps=y xorg-server @x11-module-rebuild
とかをやってみたのですが、改善せず。

これはもう、
面倒でももう一度、
今度はバイナリパッケージを使わず、
システム全体の再々ビルドですかね…
別に心に誓ってるわけじゃあないんですがね…

ってんで、
三日弱かけて、システム全体の再ビルドを終えました。
今度は途中で止まることもなく、
再ビルド後の不具合もなく、
いい感じで23.0に移行できたように思えます。
…いやはや、
ThinkPad X61は、gentoo linuxをちゃんと導入した最初のPCなので、
できれば再導入の憂き目には遭いたくないなあと思っていましたが、
杞憂に終わってよかったです。