はるかぜ

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むしばばば

 実家に帰ってきております。

 三重に移動し早9年、
散髪屋や病院など、いろいろなことは三重ですませられるようになりましたが、
唯一、三重に移行できなかったところが…


 歯医者さんです。
いやね、
これには共感してくださるかたも多いのではと期待しているのですが、
歯医者って、知ってるとこ以外行きたくならないもんじゃありません?
まー、皮膚科とか耳鼻咽喉科のような、非常に身近なところだったり、
検査をせねばならないような、自分にはわからんような科だったりなら、
特に何も思わないか、
世話になる機会がなさすぎて移行というか初めてです、
なんてことになるのですが、
歯ですよ、歯。
なんか、いろんな意味で下手なところに行けないじゃないですか。
…かと言って、うちが行ってるところが上手かどうかっちゅうたら、まー…

…どーなんでしょーね。
なんか、どこでもいい気がしてきましたが、そうじゃないので(強引)、話を続けましょう。

 実に、8年ぶりに歯医者に行ってきました。
特に心配なところがあったわけではなく、
大阪にいたころは、少なくとも半年に一ぺんは、
歯の掃除という名目で歯医者に行っていたのでした。
その習慣もあり、
行っていないことが、ずっと気掛かりだったのです。
じゃなんで行かんかったんやという話ですが、
実家に帰ると近所まわりで忙しくするので、歯医者まで気が回らないのです。
この度は、梅雨時ということもあり、
出かけも少ないだろうということで、
あらかじめ予約をして帰省したのでした。

 談笑しながら歯の掃除も終わり、
先生に引き継いで、
これでもう終わりかと思っていたら。
「ちょっと先生、気になる歯があるんですけども」

…え。
気になる歯。
のちほど、先生に手鏡を持たされ自分でも見ましたが、
右下の奥歯が、歯茎に沿って黒くなっていました。
頬を引っ張らないと見えない位置でした。
しかも、痛みはおろか、
冷たいものが沁みるよぅ…なんてこともなかったため、
寝耳に水といいますか、
青天の霹靂といいますか、
正直ショックでして、
開いた口が塞がらなかった……のは、
先生が頬を引っ張っていたからでした。
「またちょっと今度来てくださいねー」
なんて、わりと呑気な口調で言われてしまったので、
んー、これそんなもんな虫歯なのかーと思いつつ、
一週間後には三重に戻る旨を伝えると、
じゃあこの日に来てくださいといわれ、
一日おいて再び歯医者へ行くことになりました。

 通いなれたる歯医者とは雖も、治療は初めて。
虫歯の治療といえば、痛い沁みると相場が決まっている。
麻酔がセットになり、変顔を晒すなどというのも聞いたことがある。
どーも男子というのは、
外傷なら強いのだが、
内側の痛みというのは苦手でして(※個人差があります)、
痛みについて、
まだ痛みもせぬのに、あれやこれやと考え、
一日寡黙になってしまいました。

 結局、治療自体はものの5分ほどですみました。
痛みにどう対処すればよいかを考えた結果、
点滴をされるポーズ(掌を表にしてぐっと握る)をとることに決定し、
歪む顔に二度ほど麻酔を提案されましたが、
麻酔なしで、治療を終えることができました。

 ただ、削ったのが歯茎の淵だったため、
詰め物を盛られすぎたのか、
詰め物と歯茎との間に崖ができてしまったことに、
その日の夕食後に、癖で歯を爪でこさいでいるときに気づいたのでした(きちゃない)。
歯磨きでなんとかなるのか、それとも、
削って滑らかにしないと、カスがたまって虫歯が再発しやすくなるのか、
自分では分からず悶々とするので、
再診のきくうちに、もいちど歯医者に行って相談してきます。

迷惑な患者さんやなー。