家にあるPCに、Windows 11を導入しました。
Windows 11のInsider Preview版もいちおう試用したのですが、
Insider Preview版が、当初ISOイメージとして頒布されず、
Windows Update経由での配信だったたため、
正式発表直前まで、ISO版での頒布が始まっていたことを知らず、
試用開始が正式発表の5日前とかいう、
最早何のために入れているのかよく分からん感じになってしまいました。
なので、Inside Preview版の感想は全くありません()
正式版は、いちおう2台導入しました。
1台はHewlett-PackardのEliteBook 2560p。
…システム要件は満たしておりません。
TPMの版数は1.2、
UEFIはぎりぎり対応していましたが、セキュアブート非対応、
CPUも当然第8世代Core iシリーズ未満(Core i5-2540M)。
もう1台は、Lenovo ThinkPad X61(7675-11I)。
こちらもTPMの版数が1.2、
UEFIは非対応、CPUはCore2Duo T7300です。
…Windows XPから7、10と来ていたThinkPadには、
ぜひともWindows 11を導入したいと思っていたのですが、
UEFI必須(セキュアブートとセット)というのを聞いて撃沈しました。
うーん、TPMだったらThinkPad昔っから搭載してるから大丈夫なのに…
と思っていたら、
TPMも2.0が必須ということで、
こちらも見事に沈まされました。
が、
システム要件を満たさないPCへの導入方法を知らされた今、
こいつにもちゃんと入れてやります。
システム要件を満たさないPCへの導入方法ですが、
もうネット上にたくさん出ているので、個人的なメモとして…
新規導入の際に、チェックを回避する方法です。
・Windows 11のインストールメディアからブートします。
・インストール画面で止まったら、
お馴染み「Shift」キー+「F10」キーでコマンドプロンプトを呼びます。
・「REGEDIT」を実行し、レジストリエディタを起動します。
・「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup」に新規キー「LabConfig」を作成します。
・作成したキーにDWORD値「BypassTPMCheck」「BypassSecureBootCheck」を作成し、
値を「1」とします。
読んで字の如く、前者はTPMチェック回避、
後者はセキュアブート…とUEFIのチェック回避で、
これを入力することで、UEFI非対応機にも導入できるようになります。
・レジストリエディタを終了し、通常通りインストールを進めます。
従前のBIOS機に導入すると、
予めディスクのフォーマットをGPTに変換していても、
ご丁寧にMBRで初期化しなおされるのには、笑いました。
ちなみに、
この情報は出所が公式であるため、回るのも早かったと思いますが、
Windows 10からのアップグレードに際して、TPMやCPUのチェックを回避するには、
Windows 10のレジストリエディタで、
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup」に新規キー「MoSetup」を作成し、
DWORD値「AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU」を値「1」で作成します。
ただし、最低でもTPM1.2が実装されている必要があるようです。
冒頭でぼそっと言いましたが、
概してコンシューマ向けPCなんてのは、
それこそIntel 第5世代Core iシリーズ以下あたりは、
TPM1.2はおろか、ほとんどが非搭載という有様で、
メーカ製PCをバンドルソフトウェア引継ぎなしでWindows新規導入は…
と、二の足を踏んでしまう
(第7世代Core iシリーズ以降は、IntelPTTによりTPM2.0を実現できる)。
さて、ろくに使っていないので、
使い勝手なんて偉そうなことは言えないのですが、
困ったことにWindows 11、
マウスを使ってコンテキストメニューを出した場合、
ショートカットキーの割り当てが往々にして無い。
中途半端な使い方をしている私にとって、かなり面倒な事態です。
例えばフォルダを作る際は、
マウスを右クリックして、リズムよく「W」「F」お押すのがお約束
(追記:記事書いたあとに、最近はCtrl+Shift+Nで作ってたのを思い出しました…)。
タスクマネージャは、タスクバー上で右クリック→「K」などなど…。
「スタート」上で右クリックも、かなり用事があるのですが、
どれもキーが割り当てられていない。
アイコン上でクリックしても、項目は少ないし、
やはりキーは割り当てなし。
どーゆーこった…
ちなみに、
「PC」と「ごみ箱」は、なぜか従前のコンテキストメニューのまま、
あと、アプリケーションキーなど、
キーボートを使ってコンテキストメニューを出した場合はこの限りではないようで、
なんでそんな中途半端なことをしたんだろうと、
中途半端な私がつっこんでいるという図。
なんだかんだ言って、いつも通りそのうち慣れるんでしょうけど、
その前に、システム要件を満たしたPCが1台もないので、
MicrosoftがそういうPC向けへの更新をいつまで配信してくれるのか
(Windows 7非対応プロセッサ搭載機に更新が来なくなった思い出が…)、
そいつがちょいと気になります。
やる気になったら、ほんとに止められそうですからね…。