遠征の醍醐味は食堂……!
そんな今回の自転車遠征でした。
食堂っていいよね。 だいすき。
今期の自転車遠征はどこにしようかしらん……なんて思っていたのですが、
秋空に誘われて、昨日行ってまいりました。
この度は、「走るのが目的」とかいう いつものやつではなく
私用で訪れたいところが2つあって行ってきたため、
そのあたりの詳しいことは省きますが、
矢作・岡崎に行ってまいりました。
片道ジャスト100km。 ほんと、ジャスト100km。
なーんにも考えてなかったのですが、
よく考えたら、往復の距離が勝山ゆきと一緒なんですよね…
(あのときは、199km強を17時間で走[踏]破)
往復で(休憩を除いて)15時間半ほど、こぎました。
朝6時45分発(じつは寝坊しました)、14時半目的地到着、
25時30分帰宅。
名古屋まではほぼ平地なのですが、そっからが…
普段何とも思わない坂がしんどいのが、長距離ママチャリ行…
復路は、名古屋味噌カツパワーでなんとか持ち直し、
一般的なママチャリ速度である、時速13㌔あたりで走行できました。
夜中に渡る木曾三川、尾張大橋と伊勢大橋も、
なかなかに良い感じでした。
味噌カツパワーの詳細ですが、
名古屋市熱田区にある「しなの」という食堂でいただきました。
…店閉めが19時のところ、入ったのが18時55分でしたけど
看板などがことごとく手書きなこの食堂、
ご夫婦が営む五十余年続く食堂で、
まあお二人とも、とくに奥さんがよくしゃべる。
第一声が「おにいさん、イケメンやねぇ」。
…たぶんそれ髪が少し伸びとったから、
昭和のフォークソンググループ似ってことだと思うぞ。
とかく移動手段としての自転車が好きで、
自転車に乗ると、どこへでも行きたくなるという。
その影響か自転車人も好きらしく、
昔は車なんてほいほい手に入らなかったから、
店に来る若い子は自転車でほうぼうを旅してた子ばかり、
ノートに名前書いてもらって、やり取りしたり
(親にナイショで遠出する子が多かったので、
電話しないでねなんてやりとりがあったとか)
節目節目にみんな来てくれて嬉しかったよとか、
うちに来た自転車乗りはみんな出世した、
最近の若い子は車すぐ買う、
あんたみたいな若い子で、
自転車で遠くからきてしゃべる子なんておらんから、
ノートに一筆書いてくれって、
ご主人さんとは、この道のここがえらいとか、
大台ケ原は行ったことあるか、あれは行かんほうがええ、
国道311号で朝来まで抜けたことがあるが、えらい道だった、
国鉄の加太越えは、前にも後ろにも機関車をつないでも
のろのろしか越えられなかった難所だったが、
いまは何の面白みもなく登っていくだとか、
結局20時ぐらいまで喋り続けたのでした。