はるかぜ

気ままてきとう雑記。 本HPは左のHP紹介欄バナーから。

ThinkPad 240Zが復活

 ひょんなきっかけで直ったときって、
「え、あ、おあ?!」
って感じになって、後からじわじわ嬉しくなるのよね。



 ThinkPad 240Zが、直っちゃいました。
以前つぶしてしまった、無印とXですが、システムボード剥き出しで放置していました。
つぶしてしまったら、なんでもありです。





イメージ 1

 こーんなものが、ボードの表側、下のほうに はまっています。
はまっているものは、外してみたくなるのよね。
外して、Zに付けてみたら、どうかしら。
なんて考えて、気がついたら、XのものとZのものを交換していました。

 で、Zの電源を入れたら、つきました(あっさり
こないだついてきた XGA液晶が使えるのでは、と思ったのですが、ケーブルが駄目なのか、ホワイトアウトしてしまい、使えませんでした。
無印の液晶で間に合わせたので、画面はSVGAですが、使えるようになりました。





イメージ 2

 ひとつ、引っかかったのは、BIOS更新でした。
交換した部品ですが、実はEEPROMでした。
(参考:「Monkung Factory - TP240をクロックアップしたい」]
要は、240XのBIOSごと、お引越ししたことになります。
なので、BIOSSpeedStepに対応しておらず、製品情報どおりの600MHzにはならずに、常に500MHzで動作します。
それで、BIOSを更新しようと思ったのですが……
BIOS更新ができなかったのです。
BIOS更新ディスクを挿入して起動すると、IBMのロゴが出るところで「Version 0.00」と表示されて、先に進むことができません。
たぶん、240Xの更新ディスクなら、すんなり いくんでしょうね。

 しかし、引き下がるわけにもいかないので、更新ディスクの中身をのぞいてみました。
「TPCHKS.EXE」というものがありました。
名前からして、機種判別をしていそうです。
「PHLASH.EXE」というものもあり、これがどうやら更新ソフトのようです。
これを直接実行したら、更新ができるのでは、と予想しました。

 Win95で作った MS-DOS起動ディスクで起動させます。
更新ディスク内の「$0041000.fl1」を「BIOS.ROM」に、「$0041000.fl3」を「PLATFORM.BIN」に、それぞれ名前を変えます。
これは、「PHLASH.EXE /?」と打って出てくる説明文を読むと、「BIOS.ROM」と「PLATFORM.BIN」が必要になりそうだということが分かったので、それらしいファイルの名前を変えたというわけです。
その後、「PHLASH.EXE」を実行します。
と、いきなり更新作業が始まりました。
不意の電源断には注意が必要ですね。
しかし、バッテリが駄目になったThinkPadも、たぶん この方法でBIOSの更新ができそうです。
更新が無事終わるまでのひやひや感が、精神衛生上よろしくない気がしますが(笑


 見事、というより、無事、BIOSの更新が終わりました。
ちゃんと600MHzで動くようにもなりました。
しかし……
私が買う前に この240Zを使っていたユーザーは、BIOS更新に失敗していたのかしら。
それとも、EEPROMが勝手に壊れたのかしら。
ちょっこし疑問が残りました。