はるかぜ

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万年筆

 今年は、
他所はいさ知らず、津は、
8月初めまで朝晩が涼しく、昼間もほどほどの暑さだったせいで、
「暑中お見舞い書くぞ!」
という気になれず……今さら残暑見舞いを書いています。
 
 祖父母の家に住んでいたころ、
祖父母の家の引き出しから、万年筆を見つけていました。
うちの母と、その兄のものが入れてある引き出しなので、
赤い万年筆だし、母のものだろうと踏んで、
こないだし、持って帰ってきました。
ものは パイロットのルシーナで、84年製です。
今のホームページでは、下から9番目に載っています。
そんなに高い部類のものではないよう……それでも五千円します。
妹は私より先に、父から万年筆を貰っていたのですが
(カートリッジも、祖父母からダースでもらってたのに、
使ってる様子ないんですけど……)、
私はといえば、
初めて手にした万年筆は、100均で買ったプラチナのRiviereでした。
本体に200と書いてあるので、おそらく元値は200円。
100均に、メーカー物の万年筆が置いてあることもさることながら、
初めて万年筆を手にしてしまったことに感激し(大袈裟)、
面白い書き味に(書き心地ではない)、
「中学生の私 meets ボールペンテル」以来の
ひとつの文房具への のめり込み具合を呈し、
100均物のくせに、
大学の講義に はがきに メモに 落描きに大活躍、
ついに4年も使い倒してしまったのでした。
100均で、替えのカートリッジを何本買ったことか。
今は、残念ながら本体がお店にない状態で、
カートリッジも、いつ置かなくなるか分からん、と心配しているのです。
書き心地は、あまりよろしくないのですが、
それでも、ついついこれで書いてしまいます。

 持って帰ったパイロットのルシーナ、
凝り固まったインクを、ぬるま湯で溶かして、
転がっていた、いつのか分からないインクをはめて、
そいつで暑中見舞いを書いてみているのですが、
いやァ、書きやすいですね。
今度、ちゃんと持ち主を訊いてみようかな、と思っています。
 
 ……ところで、
毎年、時節もののはがきを書いていると、
去年と おんなしことを書いてやせんだろかと、
心配になってきてしまいます。
 
 
 
……ということを、去年も書いた気がします。
あかんやん(笑