はるかぜ

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ELGINの懐中時計

 性懲りもなく、時計に手を出し続けています。

 

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ELGINの懐中時計です。
某オークションで、3,800円で落札しました。
出品画像は外づらだけだったので、
あまり海外のメーカーに詳しくない私は、
値段も値段なので、あまし期待はしていなかったのですが、
……すごくきれいな機械でした。
ジャンクよろしく稼働していなかったのですが、
作りのおかげか、機械に異常はなかったので、
分解掃除をすると、調子よく動き出しました。
 
 機械のようすをもとに、ネットで調べてみると、
どうも、Grade. 313というものらしいことがわかりました。
製造時期については、
えらいサイトのおかげで、ピンポイントで判明しました。
http://home.elgintime.com/elgintime/GnumLookup/313.html
ここによると、
このモデルの製造時期は、1904年から1936年、
うちに来た時計は、シリアルナンバーから、
1908年生まれだということがわかりました。
……109歳!
ELGINも たいがい高級機だったということで、
このころの国内の高級機だと……精工舎タイムキーパーかなぁ。
 

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 文字盤がとてもきれいで、
昔は時計を見るというのが、
道具としてではなく、
ステイタスのような含みがあったというのも、
なんとなく頷ける気がしてきます。
この手の文字盤の時計は、
いつも値が高くなってしまって、買えなかったのですが、
今回はたまたまなのか何なのか、
そもそも知っている人にとっては高くないものなのか(笑)、
5,000円以内におさまり、
やっと手に入れられたなぁ、という感じです。
機械も、分解洗浄の時に思ったのですが、
いちいちよくできていて、
引っ掛かりがないので、落としそうでした(汗
前にも、ELGINのポケットウォッチを紹介しましたが、
四ツバネ機構の仕組みが一緒で、
なんだかよくわかりませんが安心しました。
並べると、親子みたい。