はるかぜ

気ままてきとう雑記。 本HPは左のHP紹介欄バナーから。

セイコーコロナ目覚まし

 重い腰を上げて、Facebookの記事をこちらに写し取り始めています。
いや、始めてみると、けっこうおもしろいもので、
こんなことあったなぁみたいなかんじで、記事を転写していっております。
あ、
HTML編集とか、めっちゃ(個人的)HP全盛期を思い出して、
わくわくしながら打っています。
…「編集見たまま」とか「プレビュー」に移動すると、
HTML記述が勝手に変えられるのが、きついのですが…

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 で、ちゃんと過去記事だけじゃなくて、
いろいろ書かにゃならんかなってことで、
こないだやった、日曜大工的なことについて…





時計真正面。

 時計です。
いま、まさにはやりのコロナです。
ええ、コロナ。

 このあたりの時計は、あまり調べたことがないので、
いつごろのものかは、あまり知らないのですが、
コロナと一口に言っても、随分年代に幅があるようで、
どうもこのコロナは、昭和30年から40年くらいのもののようです。





時計の文字盤側。

 ただ、曜日日付入りのものが、全く検索で引っかからないので、
けっこう珍しいものなんかなーなんて思っています。
そっくりな文字盤で、曜日日付なしのものなら、何度か見ましたが…

 いつ入手したかも忘れてしまいましたが、
某オークションで入手したときは、
ゼンマイを巻いても、暫くすると止まるという状態でした。
分解すると、油でぎっとぎと。
サラダ油ぶちまけたのかい、というレベルで機械が油まみれで、
あの時は頑張って、ぬる湯の中で洗ったりして、油を取り除いたのでした。

 いっときは動いたものの、
しばらくして、やはり止まるようになり、
半年ほどインテリアと化しておりました。





時計のベル側。

 先日、二度目の分解と、ようやくばらしたのですが、
止まる原因がはっきりしました。
ホゾ穴の摩耗です。





地板。 ホゾ穴がだいぶ削られている。

 もう、はっきりわかるほどの磨耗でした。
じつは、前回の分解で、
スモセコが文字盤の真ん中に来ずに、下にずれていたのを、
まー、置時計だし、こんなもんよねー
なんて思って、なんとも思わずに組んでいたのですが、
まさかの、それが原因だったのでした。
ゼンマイを外し、歯車を逆回転させると、
削れていないほうが軸穴になるので、きれいな音で回転しますが、
時計回しに回転させると、
…このたとえ、分かりますでしょうか、
吊り掛け駆動の電車のような音、
か、……ちょっと違いますが、
軽トラがバックしていく音、
あんな感じの音で回転します。

 さすがに、ここまで削れていると、
タガネを使って、ホゾ穴の周囲だけでかしめるのでは間に合わなさそうなので、
地板を直接延ばして、ホゾ穴を詰めることにしました。
残念ながら、ホゾ穴を詰める道具は持ち合わせがなく、
…というか、金槌すら家にありませんので、
職場で金床代わりになりそうなものと、
穴を詰める時に、地板にあてがえそうな道具を用意し、
休憩時間を使って、頑張って詰めました。





時計正面。

 まだ正円には遠い感じでしたが、
前よりだいぶまし、
今度詰めるときは、ちゃんとした環境でやる、
ということで、今回はこれで良しとしました。
……写真撮ってないけど
あ、
秒針は、ほぼ正しい位置に来ました。





時計操作側。

 いいですよね、この赤。
この頃のコロナのラインナップを見ていると、
まー、昭和チックなカラフルさがいい雰囲気で、
まさに昭和レトロ(平成生まれが何を言うか)って感じがするのですが、
やはりこの赤がいちばん良い、と思っています。