はるかぜ

気ままてきとう雑記。 本HPは左のHP紹介欄バナーから。

ててごとははごとごとごとと

 祖父母の家には、ケーブルテレビ線が引いてあります。
祖父母、特に祖母の時代劇の好きなことには本当に、いやもう本当に頭が下がる思いでございます(笑
王道(?)『水戸黄門』は、欠かさず観ております。
私は、中谷一郎が好きです。
級(旧?)友に似ているんですよね、なんだか。
顔のつくりだけなら、まぁ気にすることもないのですが、雰囲気もそのままという感じです。
将来は是非、風車の弥七を演じていただきたいものです(勝手に決めるな


 ……毎度のことながら、話がよく脱線しますね、私は。
今日は「ててごとははごとごとごとと」のことを話しに来たんです。
御幾つの方なら、ピンと来るのでしょうか。
私が解っていること自体がおかしな話ですが(一応21ということになっております)、『子連れ狼』の主題歌、『ててご橋』の一節です。
私の祖母は、あの最初に映し出される目の絵と、大五郎の鼻っちょに蜻蛉が止まっている絵に、いたく感心しています。
こういう時代劇を観ていると、やたらと色んなことを話したがるようです。
こないだも、大五郎の影踏みをする様子を見て、「私も昔は、」という話をしていました。
私も何か話さなくてはいけないような、そんな気がしてきました。

 よく祖母は『子連れ狼』とは言わずに、「『ててごと』が始まる」とか、「『しとしとぴっちゃん』が始まる」と言います。
「ててごと……」は、なんでも、車を押す音なのだそうです。
しかし、いくら車の音として調子の良い擬音だとは言え、「ははごと」とは何事かと思っていました。
だいいち その前に、一石橋で待っているのに、車を押す必要がありません。
歌詞の中に「ははごがいなけりゃ」「ててごだけなら」というのもあるので、「ててご」と「ははご」に分かれるような気がするところまでは分かりました。

 まぁ図書館で調べるほどのものでも……と思い(どうした司書志望)、Web検索をかけました。
浅いですが、分かったことは、子守唄だったかもしれないということです。
しかも、『ててご橋』は少し変えてある箇所があり、もとを漢字で書くと、

  父御と母御と五斗と五斗 一石橋で待てば良い

となるそうです。
母御は分かるけど……どう読んだら「父御」が「ててご」なのよ。


 それにしても、「ご」と「と」の、この何とも言えないリズム、確かに子守唄にはうってつけだと思いました。
何回も聞いていたら眠たくなって、きて、
私は……寝ます……
結局今回も、問題提起だけで終わりました、ぐー。