はるかぜ

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ThinkPad X60sの起動ロゴを変更する

 IBMのパソコン部門がlenovoに移ってから、それなりの時間が経ちました。
X40が出たときは、どっちだったんだろう……と、思ってしまいました。
X40(2371-4WJ)には、裏のシールにIBMの印字があった記憶があります。
X41(2525-AJ6)を見たら、IBMロゴの印字のあるシールとは別のシールに、lenovoの文字を発見。
……詳しく知らないので、Wikipediaで調べると、「2004年12月8日、IBMレノボはパーソナルコンピュータ事業のレノボによる買収を含む戦略的提携を発表した」と書いてありました。
X40(2371-4WJ)は2003年12月24日、X41(2525-AJ6)は2005年4月20日発表。
なるほどねー。

 で、この記事の主役は、一応X60sです。
X60sは、せんだって日本橋に寄ったときに、ジャンク品として数台投売りされていたのを、衝動買いしました。
だって安かったんだもん……いい加減反省します……
本体裏にIBMロゴはなく、X41では小さな文字列だった"lenovo"は、しっかりロゴになっていました。
天板や、パームレストにはちゃんと3色のIBMのロゴがあるのに、なんだか不思議です。

 電源を入れて、出てきた画面を見て愕然としました。
おお、斜めのIBMロゴじゃない……というかIBMロゴがない……!!
でーんと"ThinkPad"の文字が、地面に対して水平に置かれていました。
これは違和感がありすぎる……
私と「斜めのIBMロゴ」との付き合いはA22mから始まりました。
それからX20、X31X40と見てきた私にとって、この画面にIBMロゴ以外のものが映っているというのは、違和感以外の何物でもなかったです。衝撃。
これも時代の流れかと諦め……ていたら、起動時のロゴは変えることができることを知りました。

 BIOSを更新しなければならないということで、更新ファイルをダウンロードし、解凍しました。
そのフォルダの中のReadme.txtを開いたら、BIOSの更新方法ではなく、「起動ロゴの更新方法 」が書かれていました。
知りたいのそれじゃないんだけど……って、え?
ここで、ロゴが変えられるということを知りました。

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*
* 起動ロゴの更新方法
* ------------------
*
* このBIOS更新プログラムはシステムが起動中に表示するLenovoロゴを
* 置き換えることができます。
*
* 1. LOGO.BATはWindowsコマンドプロンプトで動きます。
* 2. 'LOGO.BMP'という名前の起動ロゴファイルを準備し、コピーします。
* 3. Windowsコマンドプロンプトを開いて、更新するために必要な
* 圧縮された起動ロゴファイル(LOGO.MOD)を生成するため、
* LOGO.BATを実行します。
* 4. BIOSの更新手順に従って更新してください。
*
*
* 起動ロゴの仕様:
*
* 1. 起動ロゴファイル(LOGO.BMP)は16色640x480サイズのWindows
* ビットマップファイルです。
* 2. 圧縮された起動ロゴファイル(LOGO.MOD)のサイズは10KB以下
* です。
*
********************************************************************** 

 ということで、見慣れた画面にするべく、立ち上がりました(?)。

 まず、X40とカメラを用意しました。
X40からHDDを抜いて、電源を入れます。

イメージ 1

▲ HDDがなくて起動に てこずっている間に、写真をうまーいこと撮影。

 ここからはX60s上で作業しました。
IBMのロゴは、lenovoからダウンロードしました
撮った写真を広げつつ、ロゴの大きさを合わせます。
その後640×480のBMPファイルを作り、これも撮った写真を広げつつ、位置を合わせます。

イメージ 2

▲ できたBMPファイルを16色に減色後、上の説明どおり圧縮します。
(上の画像はブログの仕様上、16色gifです)
それからBIOSを更新すると、一緒にロゴも更新されるようです。





イメージ 3

 見事、見慣れた画面になりました。
あー、ThinkPadだなーって思えます(笑

 いちばん苦労したのは、サイズ変更と減色です。
減色すると、ロゴと地の境界が荒くなるのです。
サイズ変更の際に「リサンプル後にシャープ」(IrfanViewの場合です)を選んでおくと、ロゴと地の境界がはっきりする( → 境界に たくさんの色を使わないで済む)ので、うまくいきました。