はるかぜ

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S.Epson V501は、結局どこが原因で調子が悪そうなのか

イメージ 1

 とまぁ、記事を立てるまでもないのですが、反省の意を込めて。
前回のことは、年末にやったことでした。
やっぱり、前の回路に未練があります。

 左がSHIOJIRI Y121C、中央が問題のS.Epson V501、右はS.Epson Y121Eです。
3つとも、部品は ほぼ共通です。
一応左から、古い順に並べてあります。
左は1993年、中央は1997年、右は2001年です。
集積回路が小さくなっていきますね。

 最大の過ちは、2の矢印、例の竜頭のスイッチです。
調子が悪くなった頃、自分で何とかしようと思って、いったん回路を取り出しました。
すると、このスイッチに膜がかかったようになっていること、また
メッキがかなり削れていることが、分かりました。
削れているのは……今でこそコツをつかんで、うまく時刻調整をしますが、
昔はそんなことも考えていませんでしたから、秒が合わない、秒が合ったのに分針がずれたなどと言っては、
時間を合わせ直していましたから……余計に削ってしまったのでしょう、たぶん。
それで、そこを削り直して平らにするという、荒業をしたのでした。

 これは、スイッチを開放すると動きだすようで……まぁそうでしょうね、
逆だったら、数年で止まる時計続出です、たぶん。
幸い(?)、接触する部分のメッキが僅かに残っているので、
それこそピカールみたいな、ごく細かい研磨剤で磨けば、うまく復活するかもしれません。
どうだろ。

 1の矢印部分も削れています。
こちらは、メッキがほとんど削げてしまっています。
これは電池のマイナスと触れる金具(下の写真の1の矢印)とつながるのですが、
その金具を固定する部分が折れているので、遊びが大きくなってしまって、
電池交換の際に、余計に抉られてしまったものと思われます。

 3や4、上の矢印は、ねじを締めすぎてこうなりました。
ここを押さえたら動くという現象が起きていたので、
側の形状を少し変えたり、ねじをきつく締めたりしたわけです。
結局これも、回路側の、電気的に接触する部分をきれいにしてやれば、動くような気もします。





イメージ 2

 ついでに、ケースと機械も。
Y121CやV501の軸受けの板は、1本のねじで止められており、
回路を取り出しても、車まで一緒に飛び出す心配はありません。
Y121Eには ねじがなく、太い軸が土台に刺さっていて、それに軸受けの板が挿しこまれているだけです。
どちらもそうですが、軸受けの板にも、回路の位置がずれないようにするための、小さな突起があるので、
後者の場合、回路を取り上げると、ねじがないもんですから、軸受けの板も一緒についてきます。
それで、その時はうまくはめられず、潰したというわけですが……

 矢印1は前述のとおり、がたがた遊んでいます。
矢印2と3は、ばね棒の貫通穴が割れたのを修復したところです。
4も膨れてきており、割れるのも時間の問題かと思われます。
矢印5は、ケースが欠けており、内部までひびが入ってきています。
これで、額面通りの防水は見込めない状態になってしまいっています。


 とりあえず、これまでの行い(笑)を思い返しながら、冷静に回路を見返してみると、
直るかなぁと、なんとなーくですが思えてきました。
どうせ一八なので、メッキ部分を丁寧に磨いてみようと思います。
調子よく動くのであれば……んー、どうしよう……本気で迷いますね。