はるかぜ

気ままてきとう雑記。 本HPは左のHP紹介欄バナーから。

ジェコー モーター式自動巻き時計のゼンマイ

 こないだのジェコーの時計なのですが、
記事中に、
「ゼンマイなのですが、
あらかじめどこまで巻いておけばいいのかが、わかりません」
と書いて逃げておりました。
じっさい、
調べ不足と言われたらそれまでなのですが、
かなり調べても、この手の時計の情報が全然出てこなくて、
あきらめていたのでした。

 モーター式自動巻き時計は、もう必要ないのですが、
乾電池駆動の音叉時計は引き続き探しておりまして、
その探している過程で、
あらかじめ何回巻いておけばよいかが判明いたしました。
昨日某オークションで出品された、
モーター式自動巻き時計の壁掛け版である「ハイオート」の出品画像に、
時計の裏面の写真が掲載されていたのですが、
なんと「時計店へのお願い」という記載があり、
そこに簡単な整備法が書かれていました。
画像は著作権に抵触しますので、
引用させていただきます。
この際なので、全文。

JECO ハイオート・ストライク [S-702]

お願い
1.進み遅れの調整を要するときは緩急ダイヤルを動かして下さ
  い。 { 1回転当り、1日約1分30秒
     進んでいる場合S(-)方向へ
     遅れている場合F(+)方向へ }
2.電池の寿命は約1年です。期間が過ぎた場合或いは時計が
  止った場合は直ちに電池を交換して下さい。そのまま放置
  しますと漏液して時計の機能を損う事がありますからご注
  意下さい。
3.電池は正しくホルダーに挿入し時計を軽く振って時計のス
  タートを始めて下さい。
  左側は時計用、右側は時打用です。
4.良い精度を維持する為には一般の時計と同様に1~2年以
  内に分解掃除及び注油等のお手入れをお忘れなく。

時計店へのお願い
1.時計を分解修理される時は先づ電池を外し次に接点一式を
  機械から必らず最初にはずして下さい。
2.モーターの分解及び注油の必要はありません。
3.組立て最初のゼンマイ捲上げは7捲半前後です。
  振れ角が250°~290°になる様に捲き上げ数を加減して下
  さい。
4.時打機構は従来のものと殆んど同じものです。
5.修理テキストを発行して居りますから御参照下さい。

東京 ジェコー株式会社



 さっそく側から外し、
ゼンマイを開放して、7回半ほど巻きなおしました。
振り角が何度かは…ちゃんと見ていませんが、
十分な振り方をしているので、
そのまま様子を見ることにします。