いつのまにか彼岸花も散ってしまっていました。
窓から金木犀の香りが漂ってきて、
秋なんやねぇ…と感じます。
数年ぶりに、勉強机につくことができました。
お恥ずかしながら、
部屋の片付けは滅法苦手…というレベルじゃないほど苦手で、
ともするとごみ屋敷手前という感じだったのでした。
勉強机に関しては、
祖父母宅に居候していたころも、まともに使える状態ではありませんでした。
いまの住まいになったあとは、机上は比較的きれいだったのですが、
その周辺が散らかっていたため、
引っ越して2年弱で使えなくなってしまっていたのでした。
とっ散らかった部屋に帰ってきて、
あぁ、帰ってきたなぁ
なんて謎の安心感があったりもするのですが、
さすがに限界値というのがあって、
これはそろそろきれいにせねばならんのでは…と思ったのでした。
掃除のきっかけは、有休の雨でした。
鈍った体を動かすべく、伊賀へ自転車で行くつもりだったのですが、
台風の風によって三重県のみに雲が吹き付けられる天気になってしまい、
一日空いてしまったのでした。
そろそろ旧いパソコンの液晶の状態を確認したいと思っていた私は、
押し入れから整理を始めたのでした。
朝から始めた整理ですが、
タイミングのいいことに、昼は祖母から「栗飯を炊いた」と連絡があったので、
昼と晩御飯を作る必要がなくなり、夜の9時までがっつり整理をしました。
段ボールが5つほどなくなりました。
今回新たに見つかった、ビネガーシンドロームを発症した液晶は、
ThinkPad 770、535X、570、365、s30でした。
…770はちょっとショック。
535Xは替えの液晶があって交換、
365は筐体がバキバキなので修繕は保留、
s30と770と570は替えがないため、液晶を取っ払って袋詰め。
ついでなので、
以前から同症状を発症していたThinkPad 230Cs×3台と560の液晶を摘出、
ずいぶんな仕事量でした。
230Cs…いまかろうじて動作するのは1台のみ(液晶はダメ)。
それも「ソラマメ電池」によって軽度の負傷をしており、
パックライトも点かない。
入手時からそうなのでしかたないのだけれど、
なんとか1台でもいいので、ちゃんと動くものを置いておきたい…。
いろいろ整理がつくと、
面白いもので、ほかも片づけてしまいたくなる。
…勉強机についてみたい。
そう思った私は、翌日から机周辺にも手を付け始めたのでした。
頂き物のディスプレイが2台、行く手を阻んでいるのが、
机に辿り着けない主な原因でした。
1台はちゃんと使えるので、いったん机の下に退避。
もう1台は、
動作はするのですが、
頂いた時から、内部から無数の斑点が浮かび上がってたため、使う予定はありません。
廃棄…と思って、職場に持っていったら、
24型以上のLCDディスプレイは、処分料が4,400円かかるというのだ。
これは痛い。
仕方なく伝票を切っていたら、
主任から、
「それじゃあ、アイ・オー・データのディスプレイは、
うちで処分するよりメーカー回収のほうが安いんじゃ…
たしか3,000円くらいで引き取ってくれたはずやで」
と言われました。 まじか。
ここを覗くと、処分料は確かに3,300円。
ただしこの処分料は、「PCリサイクルマーク」がない場合。
2003年10月1日以降出荷分のモニタは、上記マークが印字されているため、
私のディスプレイは、処分料がかからないというではないか。
4,400円浮いてしまった。
「iPad miniに充てられるやん、買ってけばいいやん」とふざけ合い歓びに浸る私。
帰宅後に、興奮しながらフォームに必要事項を入力し、
いまは、エコゆうパック伝票が到着するのを待っている。
入力は至極簡単で、
製造番号を入力すると、機種の判別と処分料の有無を自動で判定してくれました。
デカいモニタが片付いた(車ン中ですけど)。
いよいよ椅子に腰掛けることができる。
机に少しばかり載っていた物をどけて、
溶解を経て固まった輪ゴムの成れの果てを除去し、
いざ。
秘密基地をひとつ与えられたような心持がして、
とても気分がいい。
これは使う。
我ながら、いいところに机を設置したものだ。
…昼は暑くてしばらく使えんかな…
夜は本当にいい感じ。
これなら、ブログやホームページの更新も捗るかもしれない。
妙な方向への手応えを感じ、
毎日何の用事もないのに、机についています。
いま、机についてブログを書いている。
金木犀の香りが、妙に心地よい。
「かおり」を「かほり」と書くのは誤表記で、
「かをり」と書くのが正しい、
という、ラジオの俳句コーナーで得た蘊蓄を思い出していた。