はるかぜ

気ままてきとう雑記。 本HPは左のHP紹介欄バナーから。

PCケースのUSB端子とM/BのUSBヘッダ

 (中身のない)組立てPCの話です。

 仕事場で自作PCを組み立てていますが、
今年初めから、第12世代Coreシリーズでの組み立てになりました。
事務用途で納品するときは、
納品先の要望でHシリーズのASUSMicroATXマザーボードを使うのですが、
今回H670"M"ってのが存在しなくて、PRIME-H610M-A-D4で組み立てています。
ケースもいつも決まっていて、
Fractal DesignのCore 1100を使っているのですが…

 いつも通り組み立てて、フロントのUSBポートの動作確認すると、
USB2.0のポートが反応なし。
いや、ちゃんと挿してるんだけどなー…と思って、
USB2.0ヘッダのシルク印刷を見ると、
「USB5_6」と「USB_7」になっていました。
片方は1ポート用だったのか…。
説明書にも、きっちり記載されていました。 シルク印刷で判ったけど。
「USB5_6」は2ポート分必要とするカードリーダに使っています
(偶然そっちに挿してた)。
フロントのUSB2.0ポートは1ポートですが、
見事にN/C側に端子がついていたのでした。
以前にPRIME H310M-Aでも組んでいたはずなのですが、
USBポートで はまった記憶が全くないんだけどなぁ。


端子の入れ替え。
 幸い1ポート分ですので、
ケース側の端子を1つずつ外して、そのまんま反対側にずらす。
写真は、5V+端子(赤)をずらした後に撮ったものです。
全部ずらして、「USB_7」ヘッダへ。
これでフロントのUSB2.0ポートも無事使えるようになりました。
しばらくは、納品するたびにこの作業をやらんといかんのかな…。

コロナワクチン接種1回め

「え…3回めじゃなくて、1回めなんですか…」

ってな声が聞こえてきそうです。
そうです、1回めです。

 今月26日に、コロナワクチン接種1回めを済ませてきました。
…たいへんお恥ずかしい話ではありますが、
報道で映し出される注射の映像に恐怖を覚え、
いやや…注射怖い…
ってなわけで、伸ばし伸ばししておったのでした。
…なんでやねん。
仕事→週一の祖父母の買い出しのサイクルの中に、
自分のワクチン接種のタイミングを見つけられずにいた、
というのが理由。 そゆことにしといて。
ちょっと真面目な話も入れるなら、
10月の名古屋往復自転車をやってから、
ずるずると体調が良くない日が続いたため(鼻炎持ち復活か)、
問診表に体調が悪いなんて書けないよなぁ…
と思っていたのもある。

いままで消毒にはかなり気を遣ってきました。
しもやけも併せて、手がぼろぼろ…。
まあ、ワクチン接種したからと言って、
消毒行為を緩めていいってもんでもないとは思いますが。

 接種日26日は土曜日でしたが、
コロナワクチン接種有休なるものを行使し、
自動車で病院へ向かいました。

半袖で。
肩、出しやすいんで。
温い日で良かった。

(ツッコミ待ちの間)


 帰りにそのままの恰好で職場へ。
まだ羽織を羽織って出勤したことがないので、
半袖に対する反応も思いのほか薄かった。
主任に
「注射どうだった? 痛くなかった?」
と訊かれ、
横から単車乗りの先輩が
「あれ無痛針だから痛くないですよ、
先生に『痛くないですかー、痺れないですかー』
って言われて、
『え、まだ注射してないですよね』
って言ったら、
『なに言ってんのもう終わったよ』って言われた」。
主任、
「えーでもニュースとかで注射打ってるの見たら、
皮膚がめり込んでるやん…見てたら怖くてさーあ」
あー…主任もその口でしたか。
自分はといえば、
注射を刺されたことは分かる痛みはあったものの、
それくらいで、抜き差しの感覚はさっぱりなかった。
あの痛み…その場でいい例えが思い浮かばなくて、
今考えても、ぴったり合いそうなのがないのですが、
シャープペンシルを押し当てられた程度の感覚、でしょうか。
とかく、思っていたより痛くなかった。
…いやね、
痛くないなんて知ってましたよ。
インフルエンザのワクチン接種も痛かった覚えないもん。
…その接種…というか、
ワクチン接種自体十数年してないんじゃないかな。
あのときも渋々注射を受けに行って、
あっさり、
その時は本当に刺したかどうかもわからない間に終わっていて、
「なんだてえしたことねえじゃねえか」
などと得意げに言いふらしたもんでした。 恥ずかし…

 意外と1回目の人いるんだなーってのが今回の感想。
熱もまったく出ず、
昨日までは二の腕が痛くて上げられなかったくらいで済みました。
ワクチン接種翌日に仕事でしかも正面レジ配属とか…鬼め…

 とにもかくにも1回めは副反応も含め本日で終了。
2回めは丁度3週間後。
副反応が気になる…。
祖父はケロッとしていたが、
祖母は2回め筋肉痛5日、3回め発熱で寝込む…饂飩つくりに行きました。
今年は風邪を(たぶん)引いていないので、
熱出て倒れる感覚を忘れつつある…どうなることやら。

マイナンバーカードを無くした

 私じゃないんですけどね。
祖母が無くしたんです。

 どういう扱いをするのが正解なのか、
免許証よろしくいつも持ち歩いたほうがいいのか、
貴重品としてあられの缶かんに仕舞っておいて、
必要な時だけ取りだせばいいのか…。
とりあえず「免許証の代わり」という認識の祖父母は、
財布の中にカードを入れいているのでした。

 祖母の財布がかなり年季が入っていて、
祖父が「そんなみっともない、新しいのに替えろ」
と言っていたので、
こないだ、祖母の財布は新しくなりました。
そのタイミングでどこかにやってしまったらしい。

 たしかに、祖母の財布にはカードが入っていた…ような気がする。
どーこいったんだろうねぇ。
いちおう前の財布を確認し、
今の財布の「ここに入れたはず」のところも見て、
(ここなら落ちそうにないよな…)と思いながら、
いつも財布を入れている鞄を探してみる。
ない。
祖父が「儂も鞄は確認したけど、あれへんかったよ」と言う。
祖母が「お爺さんと一緒に見ながら財布入れ替えたのに、おっかしいやろう」
と言うと、
祖父から帰ってきた返事は
「ぐう」
だった。 寝て居られる。
あまりに可笑し過ぎて、
いつもなら祖母が嵌る笑いのツボに、久しぶりに私が嵌ってしまい、
そのあと平然と返事をする祖父に対して、
まともに受け答えができなかった。
祖母もなかなか苦しそうだった。 長生きしそうである。

 とりあえず、財布なんか買い物のときにしか出さないわけで、
直近でマイナンバーカードの必要な手続きも記憶していないので、
家の中で無くしたということで、
出張所へ確認し、市役所へ再発行の申請をしてきました。
「写真は市役所じゃないボックスで撮りたい」
と祖母が言うので、なんでやと聞くと、
市役所のボックスで写真を撮って申請した祖父が、
「市役所のボックスは1,200円だった」と言っていたそうだ。
いやどんだけぼったくりやねん…
今日はその本人がデイサービスへ行っているのをいいことに、
本当に高かったら、他へ撮りに行こうかと言って、
市役所へ向かいました。
案の定、撮影代金は800円。

 再発行は、手数料1,000円が掛かるようでした。
本人確認のためのものは、なにか二種類要るようで、
受け取りの際に提示すればよいとのことでした。
ただ…なぜか祖母の後期高齢者医療被保険者証、
期限が平成29年だったのでした。
祖母は「もらいに行ってないものはない」と言い張るのですが、
家に帰って祖父のものを見ると、ちゃんと令和4年。
これにはさすがに祖母も「あれ」となったようで、
探してみると、抜け殻になった封筒だけ出てきました。
というか、今の今までなんで発覚しなかったんだ…再発行かな…


 あれもこれもとやっていたら、
二月なんてアッて間に過ぎてしまうんだろうなぁ。

しもやけ

カッターシャツに手袋で自転車退勤。
 今年もやってまいりました。
しもやけ発症です…。
身体は全然冷えないので頓着しないのですが、
手足は冷えるので、この頃はちゃんと手袋を着用していました。
が。
この写真を撮った日…先週の木曜日は、
行きしな気車に乗り遅れたため、自転車通勤でした。
その帰り道は雪が降っていたこともあって、手袋が全く用を成さず、
猛烈な指の痛みに参りながら帰宅。
この日以降、右手中指から徐々に膨れ上がり、
今は右手の全ての指が見事にパンパンになっています。 指が曲がらん。
大人のしもやけっぽくない…半袖短パン小僧か。
いちばん酷かった薬指は、漸く快方に向かい始めています。

 毎年なぜか右手のみしもやけになるため
(まぁ…利き手は冷気に曝露されやすいか…)、
年々左で書く文字が上達していっております。
何の役に立つのやら。

ステラおばさんのクッキー

 久しぶりに食べました。
実家から送られてきたのです。

 母に礼を言うと、
くれたのは母ではなく、パーマ屋の人だという。
小学生から中学生ごろまで、散髪をしてもらっていたところだ。
ちょっと前に、廃棄に困っているパソコンを引き取ったのですが、
それのお礼ということでした。
1台は私がパーマ屋に置いてきたもの、
もう1台は自分で買ったもの、
ということでしたが、
送ってくれた写真を見ると…どっちも渡してないぞ。
パーマ屋の中では、
富士通のFMV-820NULを渡したことになっているみたいなのですが、
本当に渡したのはNECLaVie NX LB20で、
ちゃんと日付まで書いてHPに記録しています。
こっちだったら、めっちゃ欲しかったんですけどね…

 なんでステラおばさんのクッキーを寄越してくださったのか、
どうもパーマ屋の中で、とある出来事が伝説になっているようで…
それがこちら。

クッキー食べ放題に参戦したときの写真。
 ブログで当時記事にしたと思ったら、
記事にせずにFacebookに投稿していました。
平成26年2月22日、
阪神百貨店でクッキーの食べ放題をやるというのを母から聞き、
日本橋に行く足掛かりにもなると思い、参戦してきたのでした。
11時10分から1時間食べ放題で、食べたクッキーは23枚。
この時の食べ放題は880円。
普段はジュース一杯473円、クッキーは10枚1,700円ほどとメモをしている
(って書いてあるけど、高い気がする…)。
都合4千円分ほど飲食したことになる。 結構やったな。
この話が知らん間にパーマ屋の聞くところとなり、
私でおやつといえば、ステラおばさんのクッキーということになったらしい。

 ちなみにその日は、
クッキーで一旦お腹一杯になったあと、徒歩で日本橋まで行き、
14時半ごろに自由軒のカレーを食しています。 やるな私。
そっから中途半端に庄内まで歩き、阪急で自宅に帰ったみたいです。
健康的なんだか何なんだか。

藤坂峠

 やっとこさHPの記事ができました。
記事はこちらからどうぞ。

 このカテゴリを見て思い出しました。
ママチャリで福井勝山に、温見峠経由で行った時の写真、
まだHPに掲載していませんでした…
写真枚数が多すぎてコメントが面倒で、Facebookにも往路しか投稿してない気が。
ちょっとずつ手を付けねば。

藤坂峠と古和峠…そして

 8年前に初めて加太越えをやった時は、
まさかここまでのものになるとは夢にも思いませんでしたが…
まぁ、WWWの中には面白いHPがあるもので、
見事に中途半端に峠越えの好きな人間が出来上がってしまいました。

 三重県がまたそこそこお手軽な位置に峠を有している。
道の規格的に、そしてママチャリの走行距離としては、
そんなにお手軽ではないんですけど…頑張れば行ける。
これがまた
「年に一度は自転車で遠出をして体力維持の真似事を」
という私の目標に、うんまいこと合致するんです。

 ということで、
今年度の遠出は、藤坂峠に決定したのでした。
帰りのルートは、距離の関係で古和峠。
行ってきました。
HPへ載せる記事を作るために、撮った写真を編集しています。
そんなわけで、こちらには余談のようなものを…


 自宅から藤坂峠・古和峠経由でぐるっと回る計画でした。
キョリ測によると、総走行距離は約161kmです。
距離だけで言ってしまうと、名古屋往復より20kmほど長い距離。
ただしこちらに関しては、まごうことなき峠越えであるので、
勾配を考えると…というので、平均時速10キロで行程を考えました。
加太越えや長野峠越えみたいな、
緩やかなものや短いものならともかく、
こういう峠越えの時はいつも、速足で歩いて越えますしね…。

 朝9時40分ごろ出発。
松阪市に入る前あたりで、ちょっと酸欠気味に。
マスクをしているからというのもあるかもしれないのですが、
最近運動しても自然に息が上がるというのがなくて、
意識的にリズムよく息をしないと…気持ち悪くなってきます(汗)
運動の仕方がまずいんでしょうか…
とりあえず、松阪市街に入ったあたりで回復。

 松阪市街を越え、道を国道42号へ進み、
自宅から35kmほど走ったところで急減速…めっちゃしんどい。
自転車も、どれだけメンテナンスしても変な音立てるし、
そろそろ限界なのでは…と毎回思うのですが、
たぶん自分もぼろぼろだよ?っていうね。
39kmちょっといった「おきん茶屋」でお昼にしました。
あまり食べると後に響きそうなので、
温かいうどんと冷奴を食べました。
12時45分出発。

 47kmほどで、国道42号と別れを告げ、
三重県道46号で七保を通ります。
なんとか自転車を降りずにこぎ続け、
14時45分、
57.5kmほど行ったところで、通行規制看板のお出まし。
大型車(4トン以上)通行不能、幅員2m。
おうおうどんとこい、
こちとら軽車両も軽車両、自転車でやっつけんだい。 みたいな。
…歩きですけどね。

 地図を見ると九十九折がやばい県道46号ですが、
あれ以外の離合可能場所があまり印象にないっていうのが、
いちばんまずいんじゃないかなと思います。
林道よろしく道幅に轍があるという道が続く。
路肩には「路肩注意 三重県」の杭が打ち込んであり、
なかにはそれを体現すべく、下に転がり落ちているものも。
どこで離合しろと…
ちなみに、南伊勢に降りるまでに会った車は、
「工事関係車両」の札をつけた軽バン1台のみでした。
まぁこの先に用事あるのって、
NTT藤坂無線中継所か、国見山石灰鉱業の関係者さんだけですよね…




砂の目立つ藤坂峠。
 15時半前、62.5kmほどで峠に到着。
なんというか、砂の世界。
電信柱や標識や看板の足元が、砂に覆われている。
どうもここの地質のいうのは、砂岩と頁岩でできているらしい。
大紀町側の眺望が良くなかったので、
えらい寂しいところだと思いながら、南伊勢側を切通しから覗くと、
これはいい眺め。
いずれHPにも…と思ったのですが、
こればかりは写真が大きいほうがいいと思うので、こちらに。

三重県道46号南島大宮大台線の藤坂峠より、神前湾を望む。
3枚撮った写真を、色味調整してMSペイントで合成しました。
これは来た甲斐があった。
でも、見たかったのは実はこれではない。
こちらのHPに、峠から東西に延びる林道、
「国見能見坂線」について書かれいているのですが、
この西方の国見岩方面の終点から眺める大パノラマ、
あれを是非見たいと思って遙々来たのでした。
結論から言ってしまうと、
そこに至る道は、現在国見山石灰鉱業の道になっているようで、
国見山石灰鉱業のゲートのないアスファルト敷の道は、
僅かに高度を下げて終点へ到着したのでした(マピオン地図)。
確かに“現在の国見山石灰鉱業のゲート”の先の道は峠の上に来ており、
その先の二股の道は、右へ進むと高度を上げているのが地図からわかります。
ただ…後日薄く調べたところ、
林道国見能見坂線は平成13年度の再評価で事業中止になっており、
さきのHPのレポートは、まさに平成13年の5月訪問。
…ちょっと疑問の残った管理人だったのでした。
話が逸れるようで逸れないようで…なのですが、
林道国見能見坂線、職場の先輩に事前に情報を戴いておったのですが、
入ってしばらくのところで、一ヶ所崩れていました。
越えられないものではなかったので越えましたが、
崩落より手前と、崩落からほど近いところのグレーチングがすべて盗られていました。
無視できない幅の溝だったので、いちいち降車する必要があり、
非常にいらいらしました。 勘弁してくれ。
あと、落石がかなり多かったです…
やはり顧みられなくなった区間というのは、落石の処理もされないわけで、
そういうところに寂しさのようなものを感じてしまいました。
県道に戻ってきたのは、16時10分ごろ。

 上りは歩きなので写真もたくさん撮るが、
下りなんかは、しかも時間もあまりないというので、
ほぼほぼ写真は撮らずに駆け下りました。
途中電波塔と自転車のツーショットを貰ったくらいで、
下の河内の集落が見えてきたのは16時35分ごろ。
そこから10分ほどで国道260号と合流しました。

 実は越えたい切通しの峠は他に二あったのですが、
もうこんな時間で、古和峠越えも真っ暗なのは必至だったので、
すべて国道でやりすごしました。
その古和峠、入る前の幅員の告知は
「車道巾1.8m急カーブあり」。
藤坂峠より狭い。 というか、
カーブに離合可能な道幅を備えていた藤坂峠は親切だということになる。
いよいよ峠道という82km地点、時刻は17時半。
まともに写真も撮れないほど薄暗くなってきてしまいました。
冬の夕日は本当に落ちるのが早い…。
さすがに体力、そしてなにより暗い寒いと眠たくなってくるわけで、
えっちらおっちら峠を登り切ったのは、19時半ごろ。
家から88.5km地点。 6.25km(「キョリ測」より)を2時間て。
峠のちょっと手前では、水が流れていたので、
のどの渇きも限界に達していたため、そこで補給をし、
下りも近いので、
リュックサックから袢纏を取りだして羽織ったのでした。
下りも、初めて通る道で、
灯りもハンドルのサイクルライトのみ、
おまけに堆積物だらけの急坂なので、あまり速度は出せないものの、
20分ほどで柏野に到着しました。
道中なにが良かったって、星です。
もうほんときれいでした。
峠の頂上付近は、少ないものの空がひらけるところがあり、
そこから見た星空は本当にきれいでした。
5秒ほど尾を引く流星も見ましたしね…!

 国道42号へ合流し、
なにか甘いもの…というので、20時ごろ自販機に立ち寄ったらば…
…ない。
財布がない。
袢纏も羽織ったので、リュックサックなんてほぼ空っぽ。
ないわけが…あったのでした。
財布をどこかで落としてきました。
おおおお落ち着け私。
古和峠で袢纏を取りだすときに、
「袢纏の上に財布を置いているから気を付けよう」
と言いながら取りだした。
これは覚えている。
その時は落としたように見えなかったが、
実は落としていたのかもしれない。
そう思って、4kmを逆走…もとい逆歩。
これも(疲れて途中休んだり…寝たり!して)2時間弱かけて上り、
ちょっと下って水を飲んだところまできたものの、
肝腎の財布は見つからず。
また古和峠を下って、23時前に国道42号へ合流したのでした。
むなし手2時間半のロスは痛い。

 飯はおろか飲み物の補給もできない…
国道沿いなので、全く心配していなかったのですが、
財布がないなら話は別…なんか買っておくんだったと後悔。
よくよく考えてみると、
楽天モバイルを申し込んだときに、
5,000ポイント貰っているのを思い出しました。
幸い、沿線には楽天ポイントが使えるファミマが。
というか、この辺りファミマしかないやん…。
ということで、0時前に阿曽のファミマで晩御飯にすることができました。
おっかなさ過ぎて、ポイントで菓子と飲み物を大量に買う袢纏姿の不審客。
そして家から118km地点の大台警察署で、
遺失物届の手続き…。
お巡りさんに、
「自転車は車道を走らなきゃいけないけど、
この時間帯は車やトラックが飛ばしてくるので、
引っ掛けられるといかんので、
歩道のある所は、できるだけ歩道を走ってください」
と言われて、じわじわ有難みを覚えて、
大台警察署を出発したのは1時前でした。

 青看板と時計を見比べて、
割といいペースで来ているので、
6時くらいには自宅に…と思って、今日のことを振り返る道中。
お巡りさんには
「古和峠でこれこれのことがあったので、たぶんあそこに…」
と言ったのですが、
よおく思い返してみると、
藤坂峠に入る手前で、写真を撮ろうと思って自転車を離れたときに、
自転車が転倒して、
リュックサックの中身をぶちまけていたのを思い出したのでした。
あ…あそこに落ちてるような気がしてきた…
今走っているのは、その県道46号分岐の手前。
とはいえ、もう、
それはもう寒かったのと(身体がというよりも手足が我慢ならんかった)、
体力も限界…というか6時帰宅ってのがまずもって辛くて、
余分に20km走る気力なんて起きるはずもなく、
そのまま…免許証のこともあるので、
津警察署を目指したのでした。

 途中、雲出大橋を渡っていよいよ津市に…
というところで、突然の前輪ロックを食らい、
急停止する自転車。
スポークに金属の部品を巻き込みました。
順調に走っていたので、ちょっと腹が立ち…こんちきしょう…
…と路肩から歩道へ。
金属部品を取り除いて自転車をこぎだしても、
えらい音を立てて、自転車が進まないので、
よくよく見てみると、
巻き込んだ衝撃で、前の泥除けカバーも大破させて巻き込んでいました。
頂き物の自転車を大破させた罪は大きい。
…避けろとか無理ですよ、
夜中の主要国道を下ばっか向いて走るやつがあるかってんだ…。
元の位置に泥除けを持ってきても、
片方の支点がないので、プラプラしていて非常に危ない。
仕方がないので、レシート紙を紐にして割れた泥除けを括り付け、
走行を再開しました。
手がかじかんで上手く縛れず、ゆるゆるでしたけどね…

 津警察署で免許証紛失の件を話し、
免許センターで再交付するとよい、という話をしてもらいました。
ところが折り悪く月曜が祝日なので、
最短でも火曜日以降になってしまう。
これでは祖父母の買い出しができない…
とはいえ、身から出た錆といえばそれまで、
どうしようもないことは、
ひっくり返ったってどうしようもないわけで、
帰路に就いたのでした。
ほんとうに予想通り6時ごろに帰宅。
総走行距離は、173.59km。
風呂を沸かして脚をもみまくり、
7時から12時前まで寝て、仕事へ向かったのでした。


 その日の仕事終り。
仕事の同僚に無理を言って、
藤坂峠の狭路になる手前のところまで、連れて行ってもらいました。
自転車を止めていたところをヘッドライトで照らすと…
「あるやん」
「えっ、どこどこ、まじか!」
私は見つけられなかったのですが、
見つけてくれました。
これで無かったらいよいよ参った…という話だったのですが、
本当に良かった…です。 ばったり。
礼はしたものの、
かなり予定に無理を利かせてもらったので、個人的に後味が…
…どう落とし前をつけたものかと、ひとり彷徨っています。